• 2016年11月23日

歌うだけが上達方法じゃない!歌唱力アップする筋トレ方法

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歌唱力をアップさせるには歌うだけではなく、筋トレを並行して行うことが大切です。筋トレも普通の筋トレから発声に必要な筋トレまで様々あります。筋肉を自由に使うことにより、声量はもちろん、低音から高音まで楽に綺麗な発声ができるようになります。歌唱力上達のために、様々な筋肉の働きやトレーニング方法を説明します。

腹式呼吸を効果的にできる筋トレについて

まずは、普通の筋トレについて説明をします。普通と言えども、発声に大きく関わっているものが多いのです。筋トレと聞いて、思い浮かぶのは腹筋、背筋などのトレーニングです。腹式呼吸における肺の位置をコントロールするのは横隔膜で、胴体にお椀をひっくり返したようについています。
腹筋や背筋などの胴回りの筋肉で、横隔膜を綺麗に下げるコントロールをすることができ、腹式呼吸をスムーズに正しく行うことができるようになります。腹筋、背筋は発声に必要な強力なサポートであるためパワフルな声が欲しいならば鍛えるべきでしょう。
また、首や肩の位置が悪いと声を出すための筋肉に悪影響なので、運動不足で猫背の人は背筋を鍛えれば改善することができます。腕立て伏せをする姿勢を長時間キープする方法で、一気に負荷をかけて腹筋も背筋も鍛えることができます。

長時間姿勢を維持するための筋肉について

動きながら歌う、長時間立ちっぱなしで発声することに筋トレはかかすことができません。体力がなければきちんとした姿勢を維持できず、姿勢が悪くなることで発声に関する筋肉の邪魔をしていることになります。そのため、下半身を鍛えたら、長時間の姿勢維持も楽になり、体力がつくことで普段の声量もあがります。下半身を鍛えるにはスクワットが最適ですが、ただトレーニングをするのではなく、筋肉を緊張させるとどんな感じになるのかという意識を持ちながら取り組むことが大切です。
また、そのまま声を出すと、どのような変化が声に出てくるかを試しながら行うことで、動きながら発声する練習にも生かすことができます。

発声するための筋肉について

声帯のまわりにはとてもたくさんの筋肉があり、その中で主な輪状甲状筋について説明します。高音域の裏声に大きく関わっている筋肉が輪状甲状筋であり、輪状甲状筋が働くことにより、声の高さを自由に変えることができるようになるので、今まで以上に音程もしっかりと取ることができます。輪状甲状筋を鍛えるには、必要な筋肉以外を働かせないように、楽な姿勢でリラックスして行うことが大切です。
真上を向いて、できるだけ息漏れが多い裏声を出すことで効率的に鍛えることができます。鍛えているというイメージは得られないかもしれませんが、毎日コツコツ行うことで、知らず知らずのうちに輪状甲状筋は鍛えられています。また、低・中音部の地声を出すために働く、閉鎖筋と、輪状甲状筋をバランスよく鍛えることにより、低音から高音まで地声で出すことができ、より締まった声を出すことにつながります。

まとめ

歌唱力をアップするために歌うことはもちろん大切ですが、日々のボイストレーニングに加えて腹式呼吸をよりスムーズにするために、腹筋、背筋を鍛えることや、きちんとした姿勢維持ができる体力をつけるために、ストレッチや下半身強化を行うことが効果的です。
また、意識しづらい部分ではありますが、輪状甲状筋を鍛えて、より自分自身の声の音域を広げましょう。通常の筋トレと発声のための筋肉を鍛えることが、歌唱力アップの上達方法なのです。

この記事を書いた人:ONE