• 2016年06月16日

アナウンサーにはどうすればなれるの?アナウンサーへの道を解剖してみる

画像

報道・情報番組・天気予報・バラエティの司会進行。アナウンサーのお仕事は多岐にわたります。
そんなアナウンサーになるためには、どうすればいいのでしょう?
その役割と、なるためのアドバイス。自分で出来るトレーニングについてご紹介します。

アナウンサーのお仕事

アナウンサーの役割は、「情報を伝えること」です。ニュースやバラエティに天気予報。
アナウンサーの仕事は多岐にわたります。このすべてに共通するのは、「正確に情報を視聴者」に伝えることです。

あらかじめ用意されている原稿を読む場合もあれば、現場にいきなり言って現状を報道することもあるでしょう。簡易的な打ち合わせだけで、その魅力を存分に自分の言葉で伝えるお仕事もあります。
どの様な場合でも、的確に言葉でテレビの向こう側にいる視聴者に、情報を伝えられることが、アナウンサーの役割です。

アナウンサーになるには?

一番の近道は、テレビ局やラジオ局への入社をすることです。
しかしこれは大変な難関となりますので、学生時代から地道な努力をする必要があります。

もちろん、フリーのアナウンサーになる、アナウンサーを多く抱える事務所に所属するという方法もあります。ですが現実的には一番手堅いのは、テレビ局やラジオ局への入社となるでしょう。

「局アナ」と呼ばれているアナウンサーの多くが、このように、テレビ局などに「正社員」として入社しています。採用試験を受けるには、四年制大学、または、短期大学卒業見込み以上の学歴が必要となります。
どこの大学が良い、学部が良いということはないようですが、それなりの学歴が優位になるのも現実なようなので、4年制大学を目指し通うほうがチャンスは大きいでしょう。

そして、忘れてはいけないのがアナウンサースクールに通うことです。
アナウンサーになるための専門学校に通うことで、専門的な技術を習得することが出来ます。

・発声方法
・表情の作り方
・原稿の読み方

このような、アナウンサーになるために「必ず必要となる技術」を学校で専門的に学びます。

文字だけで見ていると、独学で自力で勉強することは可能そうに感じますね。
もちろん、日々の自主トレーニングも重要です。

しかし、学校では実践的な勉強を行うことで、即戦力となる人材を育成するのです。

ただ原稿読めばいいわけではない

アナウンサーの仕事は、ただ情報を伝えるだけではありません。与えられた言葉の中から、その向こうにある景色や感情など、多くの情報をくみ取って言葉にする必要があります。

原稿に書かれた言葉の意味を、確実に自分のものにできる学力は絶対条件です。
次に、原稿の中のどの部分が重要なのか、どんな抑揚をすれば分かりやすいかを、瞬時に読み込む読解力も必要になります。

もちろんこれらは、アナウンサーになってから現場で鍛えられ、培っていける能力ではありますが、自己の努力や学校でその能力を高めて事も必要です。

専門の学校に行くことも絶対条件ですが、自分で出来るトレーニングもいくつかご紹介してみましょう。

・様々なジャンルの本を読み、映画を見る
固定概念にとらわれず、幅広い表現力を身に着けるのに効果的です。
また語彙力を高め、教養を多く取り入れるためにも、好きなものだけを取り入れるではなく、苦手なジャンルなどにも積極的に挑戦しましょう。

・新聞を毎日読む
新聞は情報を吸収するために重要ですが、音読することでニュース原稿を読む力を身に着けることが出来ます。初めて見た原稿をいかに正確に読めるかの特訓をするには新聞の音読は最適です。
一面だけでなく、地域情報・スポーツなど、出来るだけ多くのジャンルの原稿を読めるようにしておきましょう。

・丁寧な標準語で話すことを意識して心がける
地方在住の人だけでなく、関東圏の人でも心がけたいことがこの項目。
家族や友だちとのおしゃべりをする時にも、正しい言葉を使うよう注意することで正確性を養います。
正しい言葉遣いや発音を習得してから、さらに自分の武器となる話し方や表現方法を身に着けていきましょう。

人間味溢れる、魅力的な人になろう!

正しく原稿を読めて、的確に情報を伝えられる力を持っているだけでは成立しないのがアナウンサーの仕事です。
どの様な表情をすれば魅力UPすることが出来るのか、どのような話し方をすれば良い印象を残せるのか。
原稿を読む練習をしながら、鏡を見て研究しましょう。

そして、アナウンサーになる以外にも、人に自慢できるような趣味や特技を持つことも大切です。
能力が高いのは当然ですが、人間味のある・愛嬌のある人こそが、テレビ局が求めている人材です。
そのためには、いろいろな意味で「面白い人間であること」がライバルに1歩差をつける結果となるでしょう。

出来るだけ多くの体験や経験をすることで、人間としての厚みを増すことが、あなたの魅力UPに繋げましょう。
なかなか難関な道のりではありますが、努力が実った時の充実感は素晴らしいはず!
頑張ってくださいね。

この記事を書いた人:櫻宮ヨウ