• 2016年04月26日

事務所の大小だけじゃない!自分に合った芸能事務所の見つけ方

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芸能界を目指すなら必ず所属したい「芸能事務所」
いざオーディションにエントリー…と思っても、数が多すぎて、どこがいいのかさっぱり。

有名な大規模な芸能事務所のオーディションを受けていれば間違いないよ!…そんな風に思っていませんか?大きくても小さくても、あなたに合っていなければ、せっかく所属できてもその才能を振るう事ができないかもしれません。せっかくオーディションを勝ち抜けて、芸能事務所に所属できるのなら、その才能を大いに発揮したいですよね。

そこで今回は自分に合った「芸能事務所」の探し方についてご紹介してみましょう。

芸能事務所に大きいも小さいも関係ない?

正直な意見を述べるとしたら「関係ない」…とは断言はできません。それはなぜかと言うと、やはり大きな芸能事務所には、それなりの「影響力」を持っているからです。

事務所が大きいと言う事は、それだけ蓄積してきた年月の長さ、実績、信頼などがあると言う事です。その事務所にお願いすれば間違いないと思わせる力や、コネクションを持っているのが、大きな事務所の特徴です。

ここで少し例を出して説明してみましょう。

なんてことのない、とてもシンプルなTシャツを買うとします。
デザインも質も、どちらも同じだと考えてください。

そんな時あなたは
・有名デザイナーが作ったor有名人が多数着用していたTシャツ
・作った人の名前を聞いたこともないようなTシャツ
どちらを選びますか?

もちろん、オシャレさんでこだわりのある人なら、後者かも知れません。
でも、一般的に考えると「価格」さえ省けば、大半の方が「有名デザイナーが作ったor有名人が多数着用していたTシャツ」を選ぶのではないでしょうか?これがいわゆる「ネームバリュー」と言うものです。大きな事務所にはこの「ネームバリュー」が少なからず存在します。

さらに、芸能界はとてもつながりを重視する業界です。長く一線で活動し続けている芸能事務所とテレビ局や企画・制作会社には、見えないパイプが存在します。このパイプの太さだって、芸能事務所の大きさで変わってくるんです。

そう言う意味では大きい事務所の方と小規模な事務所では、差が出来てしまう事が往々にして起こり得ると言う事です。

小規模な事務所ならではの魅力

小規模な事務所と言っても、個々で随分変わってきますが、まずは一般的なお話から。

小規模な事務所と言うのは、顔が見える関係の度合いが、大きな事務所とは格段に違います。大きな事務所となると、それなりの人数の所属者数がいるはずです。多い所では、新人タレントだけでも、学校の1学年分ぐらいの人数がいる場合もあるんです。その中から、自分を見つけて貰う、マネージャーに覚えてもらうと言うのは至難の業かもしれません…。

その点、小規模な事務所はスタッフも所属タレントも、少人数の場合が多く、マネージャーや事務所スタッフとタレントが、二人三脚で頑張ろう!と言う場合が多いです。オーディションに合格し、所属した時からタレント1人1人にあった戦略をたて、マネージメントしてくれる…と言う所もあるようです。考え方によっては、大きな事務所よりチャンスがあると考えても、おかしくはないかもしれませんね。

両者のメリットデメリット

ネームバリューも力も文句なしの大手芸能事務所。大きな仕事もたくさん入ってきますが、所属者数が多いと、チャンスがあなたまで回ってくるかどうかわかりません。めぼしいお仕事を手にする事も出来ず、契約期間が終了…となる場合もあります。

また、大きな事務所の場合、あなたの意思を100%通す事は難しいでしょう。そうなると「こんなはずじゃなかった……」なんて思うような仕事ばかりが、舞い込んで来る可能性もあります。やりたくない仕事でも、与えられたらやり遂げないといけないので、我慢して仕事をするしかない…なんてこともあるでしょう。

そんなデメリットを乗り越えてでも、みんなが大きな有名事務所を目指すのはなぜでしょう?きらびやかで華やかで、誰もが憧れるような先輩タレントが多く所属ししていたり、レッスンなどが充実していたりと、思わず飛びつきそうになる魅力がたくさんあるからです。

大きな事務所には、資金源も営業力もたっぷりあるので、あなたを売り出してくれると会議で決まれば、大々的なバックアップ態勢が敷かれる事でしょう。先輩タレントと一緒に出演する「バーター」と言われるお仕事だって、やはり大規模な事務所の方が多くなります。

小規模な事務所の場合、オフィスもビルの1室だったり、レッスン設備も別…なんていう事も少なくないですし、公式サイトを見ても、誰もが知っているようなタレントさんは少ないかもしれません。事務所名を言っても、誰も知らない可能性だったあるでしょう。ただ、それは決して悪い事でもないですし、何の問題もありません。

少人数だからこそ出来ること。あなた個人を大事にし、新人でも丁寧に育てようと努力してくれる可能性がとても高いと言う事です。大きな事務所からマネージャーが独立して社長として開業している事務所もありますし、その場合はたとえ小規模な事務所でもテレビ局やメディアとのコネクションがとても高いケースもあります。あなた自身をよく見て知っているマネージャーが、お仕事を取ってきてくれるんです。お仕事をするまで、マネージャーと顔も合わせた事が無い…なんてこともきっと少ないでしょう。

自分に合う芸能事務所の探し方

大規模な事務所と小規模な事務所。違いについては大体お分かりいただけましたでしょうか?
どちらが良くて何方が悪いかなんて、簡単にはかり知る事ができないと言う事です。

もちろん、ここであげた以外にも例外は多く存在します。

前述した、小規模な事務所と言っても、大規模な事務所で働いていた敏腕マネージャーが少数精鋭の事務所を立ち上げている場合もあります。そうなるとマンパワーが物を言いますので、小規模な事務所でも驚くような成果を短期間であげていることもあります。信頼のあるスタッフが別会社を立ち上げるとなると、一緒に移籍するタレントさんだって少なくはありません。一概に大きいから魅力が溢れている、小規模だとそうでない…と言う訳ではないんです。

では一体、自分に合うか合わないかは、どのように探せばいいのでしょう?

どうしても大きな事務所でないとイヤ!と言うのであれば、それは全てを受け入れていると言う事で、前進あるのみです!やはり大きな事務所に所属するためのオーディションとなると、お仕事を貰うより難関な可能性が高いです。合格するには、見た目さえ良ければいいと言う訳ではありませんしね。
滲み出る雰囲気や、カリスマ性や個性など、いくつもの魅力を兼ね備えてこそ、大きな事務所の所属オーディションを通過する事ができるのです。

もし何が何でも…で無い場合は、以下の方法を試してみてください。

・その事務所で自分が何をしたいかを考えてみる。

まずは、気になる芸能事務所の公式サイトを、くまなくチェックしましょう。所属タレントさんに、どのようなお仕事実績があるかを見るのは、その事務所で何ができるかを知るのに一番手っ取り早い方法です。
もちろん、公式サイトに掲載されている以外にも、実績はたくさんあるはずですが、少しの情報でも必ず何かをつかみ取れるはずです。

・所属者の顔やプロフィールを見てみよう。

所属タレントの一覧を眺めていると、なんとなくその事務所が求めている人材が見えてくるはずです。
可愛い系ばかりだな……とか、個性的な人が多いなとか。その中で、自分はどのジャンルに所属したいのか、振り分けられるだろうかと言うイメージトレーニングを行います。そうする事で、また少しその事務所と自分との距離が縮まっていく事でしょう。

・知りたい事、聞きたい事を問い合わせてみよう。

オーディションを受けたい芸能事務所が絞られて来たら、問い合わせをしてみましょう!実際に直接顔を合わせる前でも、見えてくることはあります。メールや電話での返答の雰囲気や、印象もとても重要です。
ここで引っかかるものがあると、あとあと尾を引く場合もあります。遠慮せず疑問点や不安な事も聞いてみるといいですよ!

まとめ

どうせオーディションを受けるなら、自分に合った芸能事務所にエントリーしたいですよね!その為には、エントリーする前から、公式サイトをよーく見たり、ネットで事務所の評判や、所属タレントさんのブログやSNSを見るのもいいですね。とにかく情報収集、これに限ります。でも情報収集し過ぎて、振り回されないように気を付けてくださいね。

事務所の大きさやネームバリューだけに惑わされず、あなた自身がどうなりたいか、その事務所で何をしたいかをよく考えてみてください。よい事務所に巡り合えますように!

この記事を書いた人:櫻宮ヨウ