• 2016年04月22日

ゴールデンウィークでライバルに差をつける!【ボイストレーニング編】

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学校やクラブ活動に、塾や習い事。有効的に時間を使おうとしても、なかなか難しいですよね。そこで、ゴールデンウィークと言う大型連休を上手に使い、ボイストレーニングでライバルとの差をつけてみませんか?今回は、短期間でも有効な「呼吸」のボイストレーニングについてご紹介してみましょう。

まずは自分の声を知ろう

歌でもいいですし、何かのセリフでも構いません。
自分の声を録音して聞いてみましょう。

どんな声の出し方をしているか。
息継ぎはどんなふうにしているか。
滑舌はどうか。
音域はどれぐらいあるか。

とにかくよく聞いてください。
最初は自分の声を聴くのは恥ずかしいかもしれませんが、研究する事はとても大事な事です。

弱点だけを探すのではなくて、長所になる部分も探すようにしましょう。
その上で、どんなボイストレーニングをすればいいかを探すのも良いですね!

たっぷり時間をかけて自分の声を研究してください。

ボイストレーニングを始める前に入念なストレッチを

カラダが固くなっていると、喉が開かず美しい声を響かせる事ができません。
そこで、朝起きた時、トレーニングを始める前、お風呂からあがったら。
この3回で良いので、毎日ストレッチをするようにしましょう。

首を左右・前後にゆっくり倒します。
そのまま、首の骨を一つずつ意識しながらゆーーーっくりと回していきましょう。
気持ちいいと感じるレベルにリラックスしてやるのがコツです。
目を閉じても構いません。

次に首の側面部分の筋肉を手で解しましょう。
指を揃えて首の両側面に添え、前後に優しくこすります。
次に首を少し傾けて伸びているほうの側面を上から下に撫でてあげましょう。
ここまでが終わったら反対の手を使って首の側面を優しくもみほぐします。
どれも4~5回ずつ程度、上下左右など、交互に2~3セットずつ行ってください。

次は顔のマッサージです。
鏡の前でやると有効的なのでおススメです。
まずは両手の指先で両頬をぐるぐると撫でるように円を書きます。
次に痛くない程度に頬の肉を摘まんでモミモミしましょう。

今度は体のストレッチです。
立ったままできる簡単な物だけでもいいのでやってみましょう。

両足の開脚、腰を落とし膝を伸ばしたまま左右に開脚。
屈伸、膝を揃えてくるくる回す。

手足首を伸ばす。
くるくると回す。

最後は両手を組んで真上にぎゅーーーっと上げて伸びをしましょう。
伸びきったところでキープ3秒!
そして一気に両手を開放して脱力。

これだけでもかなり顔や体など、声を出すのに必要な部分はほぐされてリラックスしている状態となっているでしょう。

どこを伸ばしたらいいとかが分からない場合は、ラジオ体操をやるのもありです。
これならネット上に音源もありますね。

腹筋などをする時も、まずはストレッチを行ってからやるようにしましょう。
体が硬いまま筋トレなどをすると、ケガの原因にもなりますので、要注意!

ボイストレーニングの要、呼吸を鍛えるトレーニング方法

暑い日に犬が舌を出して「はぁはぁはぁ」と呼吸をしているのを見たことがありますか?
実はあれは呼吸のボイストレーニングとしてとても有効なんです。

もう「自分は犬だ!」と思い込んで、舌を思いっきり出した状態で「はっ!はっ!はっ!」と短くはっきりとした呼吸を繰り返してみてください。
目標は1分ですが、最初は短い時間にして、少しずつ伸ばしていきましょう。

次はロングブレスの練習です。
息継ぎだらけの歌や、セリフ回しはあまり耳に心地よくないですよね。
腹式呼吸を鍛える上でも有効となりますので、これはぜひ取り入れて欲しい練習法です。

・指ろうそくロングブレス
指を1本、口の前でろうそくに見立てて立ててください。
口を尖らせてゆっくりと息を吐き出します。
そのろうそくを5秒間で消します。
1、2、3、4、5!

この時「5」の所で残った息を全部吐き出しましょう。
口のカタチは、吹き消しているまま動かさないようにしてくださいね。

まずはこれを繰り返し、そのうち10秒、20秒と少しずつ時間を伸ばしていきます。

指を口のすぐそばにするのと、手を伸ばして遠くにするのと、交互にやると効果的です。
そこにろうそくがあるとイメージして、やってみてくださいね。

・リラックスからのロングブレス
今度は口リラックスさせた状態で、ろうそくロングブレスと同じように息を吐き出します。
ろうそくロングブレスの時のように、口を尖らせたりして力を入れないように注意しましょう。

吐き出す息の調整は必ず腹筋を意識してやるようにしてください。
姿勢を動かさず、口元に力を入れないようにするのがコツです。

こちらもろうそくロングブレスと同じように時間を徐々に伸ばしていきます。

・弱い息でのロングブレス

先ほどまでは「吹き消す」事をイメージしてやっていましたが、今回はそれは忘れてください。
ただひたすら弱く息を吐き出して、とにかく長く呼吸を吐き出し続けるトレーニングです。

口元や肩など意識してリラックスして力を抜きましょう。
最後の方息が続かなくなってきても、体を折り曲げたりなど、動かさないよう気を付けてくださいね。

・息の強弱のロングブレス
ここまでの強弱のロングブレスを、交互にやる方法です。
自分の中で10秒強く吐き出したら、次の10秒は弱く吐き出す。
出来たら今度は弱いのから強いのへと交互にやってみましょう。

全てにおいて、吐く息の量は一定であることが大切です。
最初は短い時間でもいいので、きっちりと一定の量の息を吐き出すように努力しましょう。

頑張れば早い段階で、少しずつコントロールできるようになりますので頑張って!

色々なボイストレーニング方法

呼吸のボイストレーニングだけでは飽きてしまうかもしれません。
なので他にも色々あるちょっと変わったボイストレーニングをご紹介してみましょう。

・ペットボトルを使ったトレーニング
ペットボトルを口にくわえて息の力を使って凹ます・膨らます。
これは呼吸のトレーニングとなりますので、かなりきついですが、やって損はないと思います。
勢いよくやるのではなく、ゆっくりと……ですね。

・バケツを被ってボイトレ?
その名の通りバケツを頭に被って歌ったりセリフを言ったりする方法です。
バケツを被る事で、自分の声を客観的に聞く事ができるので効果的です。

・お風呂でボイトレ
シャワーではなく、湯船につかりながら出来るボイストレーニング方法です。
バケツボイトレの応用編となります。
ポイントは歌うのではなく、鼻歌にする事。
これによって高音の領域を出すトレーニングになるんです。

まとめ

本来ならボイストレーニングとは、地道に行ってこそ効果のあるものです。しかし時間のあるゴールデンウィークなどの大型連休に、みっちりと基礎のボイストレーニングをやるのは決して無駄ではありません。
基本あってこその応用とでもいいましょうか。頑張った最終日に、ぜひ初日に録音したのと同じものを録音して聞いてみてください。きっと成長しているはずです。短期決戦でも力が付く呼吸のボイストレーニング、ぜひ試してみてくださいね。

この記事を書いた人:櫻宮ヨウ