• 2016年03月01日

女優オーディションでのセリフ審査、ここに気を付けて!やってはいけないNG行動5選

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映画や劇団のオーディションでは、その場で短いセリフや台本を渡され、演技を求められることがあります。事前にセリフを渡され、練習をしてから臨めるオーディションもありますが、その場で台本を読ませる審査も少なくありません。

なぜ、女優のオーディションにはセリフ審査があるの?

こういったセリフの審査はその映画や舞台のイメージに合う女優を選ぶため、もしくは、女優の基礎的な演技力をチェックするために行われます。「セリフを読むだけなんだから、簡単でしょ」と思うのは大間違い。ぶっつけ本番で挑戦して、大失敗してしまった方もたくさんいます。

今回は、審査員にアピールしながらセリフをしっかり読み上げるために、やってはいけないNG行動をご紹介していきましょう。
オーディションでは、こんなところもチェックされています!

1.声が小さく、自信がなさそうなのはNG

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審査員が聞き取れないほど声が小さいのはNG行動とみなされます。オーディションに積極的ではないと判断されるかもしれないのです。腹筋を使って、大きな声で演技しましょう。落ち込んでいるシーンや、ネガティブな性格のキャラクターを演じる時でも、観客に伝わる演技を心がけて演技をして下さい。特に、演劇のオーディションでは伝わりやすい大きめの演技を心がけたほうが合格しやすくなるかと思います。

2.緊張しすぎている

オーディションの時、「緊張しすぎて、セリフが震えている」「台本を持つ手もプルプルしている」という参加者がいます。緊張は悪いことではありません。新人女優ならば緊張して当たり前。でも、その緊張が審査員に伝わってしまうと、「度胸がない」と判断されてしまうかもしれないのです。
役者は緊張とはいつも隣り合わせです。緊張とうまく付き合えるかどうかも求められる資質のひとつです。リラックスして演技に挑んで下さい。

3.台本ばかりを見てしまう

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オーディション初心者がやりがちなのが、台本に書かれたセリフばかりを追いかけてしまうNG行動です。セリフを読み飛ばさないように一生懸命になって、渡されて台本しか見ていない。結果として、動きや表情のセリフがおろそかになってしまうパターンです。
女優ならば、短いセリフだったらその場で覚えるくらいの能力と覚悟が必要です。映画の現場では、セリフがその場で変更になったり、追加されたりすることもあるのです。そんな時に、女優としての臨機応変さが求められます。

台本は顔から離して、審査員に自分の表情を見せるようにしましょう。台本は持たないつもりで演技をするくらいが、審査員にもアピールできます。

4.他の人の演技中に練習をしている

新人女優の場合、集団オーディションが開催されることも多くあります。このような時には、他の女優が演技している間は同じ会場内で待機していなければいけません。
しかし、他の参加者の演技中に気を抜いて自分の練習をしたり、ボーッとしたりしているのは絶対にやめましょう。他の女優の演技がしている時には、どんな演技をしているのかしっかりチェックしたほうが、自分の演技にも活かせます。休憩時間ではありませんので、あくびも絶対にしないようにしましょう。

5.漢字が読めない

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女優を目指しているならば、初見で台本が読めて当たり前。つまり、ある程度の学力も必要です。つっかえながらでないとセリフが読めないのならば、審査以前の問題です。
オーディションの雰囲気やあなたのキャラによっては「漢字を読めない」ことが笑いに変わって、チャンスになることもあります。でも、そんなチャンスはめったにありません。普段から本を読み、漢字の勉強をして知識を深めておきましょう。


セリフ審査では、審査員も何度も同じセリフを聞かされることになります。そんななかで、どれだけキラリと光るものを見せられるかが重要になってくるのです。あなただけの演技を見せられるよう、台本をしっかり読み込み、NG行動は間違ってもやらないようにしましょう!

この記事を書いた人:木村さち